ロスト・イン・トランスレーション

洋楽の歌詞を和訳するよ

2023年はこんなのを聴いた年

 

2023年はこんな音楽を聴いていました。

今年発表された新作や、今年出会った旧作を、思い浮かんだまま並べます。

 

Supershy / Happy Music

天才トム・ミッシュによるダンスミュージックのプロジェクト、Supershyの1stアルバム。別ジャンルに手を出していきなり良い作品を作っちゃうの、すごくかっこいいですね。軽めで楽しい曲が詰まっていて、どんな時に聴いても気分を上げてくれます。特に好きな曲は「Happy Music」と「Keep It Rising」。

 

 

Young Fathers / Heavy Heavy

1曲目から度肝を抜かれました。未知の民族の祝祭に間違えて紛れ込んでしまったような感じというか...。幸福感と開放感がありつつ、ちょっと怖い。よくこんなに独特な音楽を作れるなあ。特に好きな曲は「Rice」と「Ululation」。

 

Kool & The Gang / Wild And Peaceful

暑苦しくて汗っぽくて泥っぽくて、でもどこかお洒落な音楽。熱気がどばどば溢れていて、聴くと体感温度が上がります。やる気を出したい時によく聴きました。冒頭3曲の流れが楽しくて好きです。

 

THA BLUE HERB / THA BLUE HERB

日本のヒップホップの極北、THA BLUE HERBの最新アルバム。骨太で美しいビートと、語りかけるような沁みるラップの組み合わせ、極上です。が、かなりシンプルな音楽なので、慣れないと良さが分かりづらいかもしれません。私は今年8月に初めて行ったライブで圧倒され、そこからすっかりはまりました。特に好きな曲は「HIGHER ON THE STONE」と「LOSER AND STILL CHAMPION」。

 

Laura day romance / Works.ep

この若さでこんなに凄い音楽作って、この先どうなってしまうんだ...と期待しかないバンド、Laura day romence のEP。この作品を含む、去年~今年にかけて発表した4枚のEP(Sweet, Seasons, Awsome, Works)がどれも凄いです。お洒落で落ち着いていて、かつ攻めている。特に好きな曲は「灯火管制の夜」。ギターソロのセンスに圧倒されます。

 

音源に加えて、今年は久しぶりにライブも楽しんだ年でした。特に印象的だったのはArctic MonkeysTHA BLUE HERB。どちらも音と風格と迫力が圧倒的。また、ライブの前後で音源の聴こえ方が変わったことも印象深いです。ライブに行くまではちょっと単調だと思っていたTHA BLUE HERBの最新アルバム「THA BLUE HERB」が、ライブを経験すると、なぜか一気にぐっとくるものになりました。聴き方が分かったというか、腑に落ちたというか。

来年も良い音楽との出会いが楽しみです。